ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ / プライマル・スクリーム 1994年
進藤むつみのおすすめCD (vol.39)
この Primal Scream のことは、何と言って説明すればいいのでしょう。初期のギター・ポップから、パンク、ハウスと、コロコロ変わる音楽スタイル。アルバムごとにサウンドを変えるミュージシャンはいても、まったく別のバンドと思える程スタイルを変えてしまうのはどうかなと思います。それも、全てヴァーチャルというか、偽物臭さが漂うんですよね。共通しているのは、Bobby Gillespie のヘナヘナしたヴォーカルだけ。
しかし、だからこそこのアルバムが生まれたのかもしれません。そして、このアルバムの事だけは、声を高くしてお話しなければなりません。プロデューサーに Tom Dowd と George Drakoulias を迎え、メンフィスで録音された "Give Out but Don't Give Up"。強烈なルーツ色、南部音楽の香りがしてきます。まるで70年前後の the Rolling Stones と同じようなサウンド。そう、Stones が一番魅力的だった頃のね。・・・ただし、もっと偽物っぽいですけど(笑)。





