しゃぼん玉の歌

昨日、しゃぼん玉のことを日記に書いてる時、童謡が頭の中に浮かんでいました。いえ、書いてる時だけじゃなく、しゃぼん玉を吹いてる時もずっと。だから日記の中でも、「屋根まで上がらない」とか「壊れて消えた」とか、そんな言葉がでてくるんですよね。それでね、あたしは2番までしか歌詞を知らないけど、続きがあるのかって調べていたんです。

d-score 童幼、唱歌、クラシックの楽譜ダウンロード の中の シャボン玉 のページに歌詞はありました。そしてそこには、その歌詞の背景も一緒に書かれていました。

雨情は明治41年3月に先妻(高塩ひろ)との間に長女をもうけた。しかし長女はわずか7日で亡くなってしまう。彼の詞は、この悲しい事実がきっかけとなった、とも言われており、 (以下略)

ご存知でしたか。あたしは知りませんでした。そう思ってこの詞を読めば、意味が変わってきます。「生まれてすぐに」も「風々吹くな」も「シャボン玉飛ばそ」も・・・。軽い感じで言葉を借りたのを、反省しているあたしです。この歌って、鎮魂曲なんでしょうか?
 

シャボン玉 (作詞:野口雨情)


シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで こはれて消えた

シャボン玉消えた 飛ばずに消えた
生まれてすぐに こはれて消えた

風々吹くな シャボン玉飛ばそ

posted by 進藤むつみ on Winter, 2005 in 雑記

comments (2)

  その話は以前TVか何かで聞いた事あります。  その当時は、子供の命と言うのは本当に儚かったのでしょう。  でも、その歌を沢山の子供達に歌って貰いたいと思ったから童謡にした筈です。  だから楽しく歌うのはいい事だと思いますよ。  その歌詞に込められた悲しみを知った時に、この世界の全ての子供達の幸せを心から祈れる優しい人になって欲しいと願ったのだと思うから。

>usagi3さん。知らないのは、あたしだけでしょうか?。
まさに、シャボン玉のように儚かったのかもしれません。
確かに歌われることが、雨情の望みだったのかも。たくさんの子供達に、明るく歌われることが・・・。だけど昨日の夜、この事を知った時に、あたしはどうしようもないくらいのショックを受けました。なんで、そこまで思えなかったんでしょう。浅いよなあ、あたしって・・・。
ホントにね、全ての子供達の幸せを祈りたいと思います。

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