気が付けば、実家に引っ越してから1年が過ぎてまして、うーん、あっという間だなよあ。まあ、あたしは成人してから殆ど両親と離れて暮らしてたから、一緒に暮らす事にはいまだにチョット戸惑いがあるんですけどね。
ただ、自分の中で一番戸惑いがあるのは、今住んでいる場所が『信州』じゃない事だったりします。元々、縁もゆかりもなかった土地に、あたしは思った以上に馴染んでいたんだよなと思う。正直、離れてみて悪い部分も見えてきたりしたけれど、それ以上に信州を愛していた事がわかってきた。懐かしいよなあ。あそこに、あたしの生活のすべてがあったんですよね。引っ越す時にも書いたけど、やっぱりあそこはあたしの故郷だったなと思うんです。
その故郷に、あたしは1年以上行ってない。実は、何回か遊びに行こうとは思ってたんだけど、ちょうどそのスケジュールに合わせるように、父が2回程入院した。それ以外にも、向こうで会うつもりだった友達が、急に予定が立たなくなった事もあって、だったらいいかな・・・と。少し離れてみようかな・・・と、思ったんです。まあ、早起きすれば日帰りでも行ける距離なんですけどね。
だけど、離れてみると、本当の意味であたしが帰る場所がないことを考えさせられる。そう、あたしの家族が暮らす家はあそこにはないんです。そのうちに、信州に住んだ10年が夢だったようにさえ思えてくる。・・・いかんいかん。もう少し落ち着いたら絶対に遊びに行かないと。友達に会って、通い慣れたお店に行って、毎日歩いたウォーキング・コースから山を眺めて、おやきを食べて、どっぷりと信州に浸かってこなくちゃ・・・と、思ってる。
ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・。ううん、そんな事ない。僅かな繋がりでも持てるなら、故郷は思うだけなんかじゃないはず。うん、あたしは諦めないぞ。あたしは死ぬまでにもう一度、あの土地で暮らすつもりでいるんですから。
