バンコク国際空港閉鎖の余波

あたしがいつも頼んでる個人輸入代行業者さんのサイトを見てみると、現在発送は止まってるとの事。まあ、そりゃあそうですよね。ただ、他の国からの発送に切り替えられるものに関してはそうしてるって話でした。だけど、あたしが頼んでるダイアン35って薬とそのジェネリック医薬品はタイからだけの発送なんですよね。前は少し割高でも違う国の発送があったような気がするんだけど、いつの間にかなくなっていた。

で、ご丁寧にタイ国際航空のインフォメーションへのリンクがあったりして、それを見てみると別の軍用空港からの臨時便はあるみたい。だけど、航空貨物なんてきっと問題外ですよね。って事は、デモ活動が収束しない限りタイから輸入するのは諦めた方がいいような感じでした。

仕方ないから、あたしは別の輸入代行業者さんにアクセスしてみたんです。一番最初に薬を頼んだのは別のトコだったんですよね。そこは、たしかニュージーランド発だったはず。航空便の種類が違うのを覚えていますから。だけど・・・その業者さんもいつの間にかタイからの輸入に切り替わっていた。うーん、その分安くなっていたんだけど、この際値段は関係ないんですよね。

まあ、正直、今すぐに薬がなくなる！・・・っていうような、ギリギリの頼み方はしてないんです。だけど、いつかは手元からなくなるわけで、なくなった時に女性ホルモン剤の服用を止めるってわけにはいかなかったりする。以前、日記にも書いた事があるけれど、もうあたしの体の中のホルモンバランスは崩れちゃってるんですね。今、薬を止めたなら、重度の女性の更年期障害の症状が出るっていわれてる。具合悪いくらいならともかく、骨粗鬆症の心配もあるわけで、我慢するってわけにもいかないと思ってる。

だとすると、なんとか別のトコロから薬を入手する必要があるわけで、その方法を考えていたんです。そのひとつは、病院で女性ホルモンのデポー剤を注射してもらう方法。うん、まあそういう病院は見つけてあるわけだけど、これもさ、また自分にあった適量を新たに探していかなければいけないし、何より今の内服薬で副作用が出てないわけで、できれば薬の種類は変えたくないんですよね。実際はデポー剤のが効果がいいのはわかってるんだけど、こうするのは、まあ最終手段だなと。

そうすると、同じ薬を別の国から輸入する方法・・・なんだけど、たぶんニュージーランドから発送してる輸入代行業者さんを探すのはできると思う。ただ、そこが信頼できるかって問題なんですよね。頼んだ。お金を振り込んだ。で、商品が届かないっていうのはあたしは困る。余裕のある時なら試しで少量を頼んでって事もできるんですけどね。

あとは・・・成分が似てる違う薬に変えてみる・・・か。ダイアン35っていうのは Ethynyl Estradiol（卵胞ホルモン）と Cyproterone Acetate（抗男性ホルモン剤）の複合剤 なんだけど、Ethynyl Estradiol だけだといつもの業者さんでインドネシア発のものがあった。・・・うーん、これかなあ。これで繋いで、タイからの航空便が戻ったら元の薬に戻す方法かなあ・・・。

・・・なんて色々考えているうちにまた数日たって、そうしたら12月2日にタイのソムチャイ政権が崩壊して、空港の閉鎖が解除された。飛行機もどんどん飛び立つようになって、正常化までは2週間位かかるなんて話もあったんだけど、5日には一部減便はあってもほとんど普通に運行されるようになってきた。9日には空港周辺の非常事態宣言も解除された。

10日になっていつもの輸入代行業者さんを覗いてみると、普段より4〜5日お届けが遅れてるってあるけど、それでもそれくらいで頼めるようにはなったみたい。だいたいいつも頼んでから1週間あれば届いてるんですよね。4〜5日余分にかかっても、まあ2週間弱。今年中には届くよなって、お願いしたのでした。

で、今日薬が手元に届きました。入金してから12日。うん、予定通り。いつも通りの航空便。結局まったくいつもと同じなんだけど、正直なところホッとした。余計な心配をしただけだったなあ・・・って感じがする。ただ、これを機会に他の国からのルートも探そうと思ってますけどね。何かあってからだと遅いですから。まあ、再びバンコク国際空港が閉鎖されるって事はあまりないんでしょうけども。