内緒話(副作用のこと)

内緒話: あたしがはじめたこと, 副作用のこと, ちょっと日記風
 

TVとTGの間には、ひとつのハードルがあります。憧れを持っていても、なかなかそのハードルを越える事ができない。それは、越えてしまったら戻って来る事ができないからです。・・・まあ、あたしはいつまでも、女装子のままですけど(笑)

男性が女性ホルモン剤を摂取した時の、副作用のお話をさせて下さい。


ご理解いただける方だけ、続きをご覧いただければと思います。

 
男性が女性ホルモン剤を摂取した時の副作用、ここでは女性化のために最低限必要な卵胞ホルモンについてお話したいと思います。

副作用というと、病気を誘因するものを思い浮かべるかもしれません。だけど、体内のホルモンバランスを変えてしまう事で、当然起こりうる「本質」ともいえる副作用が、あたしに一歩踏み出すのを戸惑わせた理由です。そして、それはホルモン摂取を考えている全ての人にとって、ハードルになる事だと思います。


「本質」といえる副作用は二つあります。

【不妊】
個人差はあるようですが、半年程で永久不妊になります。これは不可逆な変化で、薬の投与を止めても生殖機能が戻る事はありません。また、それ以前に服用を止めたとしても、奇形児の生まれる可能性は高まると言われています(精子が奇形になるだけという話もあります)。将来自分の子供を作りたいと考えている人は、一時的にでも手を出してはいけません。

【一生飲み続ける必要がある】
体内のホルモンバランスが、完全に崩れてしまいます。薬の投与を止めれば、体内には「男性ホルモンも女性ホルモンもない」状態になり、女性の更年期障害と同じ症状が出るそうです。これは「〜のような」ではなく、「重度の」「そのものの」症状と言われています。つまりは、骨粗鬆症の心配も出てきます。症状を和らげるためには・・・HRT療法よろしく、ホルモンの摂取が必要になるそうです。


次に、病気を誘因する副作用のうち、主なものをあげたいと思います。

【血栓症】
卵胞ホルモンの血液の凝固作用により、血栓症が起きやすくなります。脳で起きれば脳梗塞、心臓なら心筋梗塞、下肢の血管を塞いで壊死・・・。怖いです。
【糖尿病】
糖尿病になりやすくなる、または悪化させます。現に糖尿の人は「ホルモンの服用は諦めろと」まで言われるほど、明らかに悪くなるようです。
【肝機能障害など】
肝臓、腎臓への負担が高まります。特に内服薬は肝臓を1回余分に通るため、負担は大きくなるそうです。
【その他】
前述したように、骨粗鬆症は止めた時の方が危ないと思います。乳癌の危険性は女性並になるだけという事です・・・それでも困りますけど。


その他・・・良い事でも悪い事でも、思いついた事

【性欲の低下、睾丸の萎縮】自主的な勃起はしないし、射精もできません。
【筋肉の減少】使わない筋肉は落ちて、それに伴って体力も落ちます。
【皮下脂肪の増加】薄い脂肪の膜で、体中を被われたような感じです。臀部や太股の肉のつき方は、男のものではありません。・・・女のでもありませんが(笑)。
【皮膚の乾燥】脂性気味だったのに、逆に乾燥が気になります。
【傷治癒の遅延】コップで切っちゃった時に、これがそうなのかと。
【頭髪の変化】髪質が細く柔らかくなりました。薄い人は復活するようです。
【体毛の成長の変化】頭髪、顔面、陰毛を除いて、微妙に薄く遅くなります。
【体臭の変化】汗も尿も甘い匂いになります。・・・男の匂いじゃないですね。やっぱり、女のでもないのですが(笑)。

精神的に不安定になったり、鬱状態になるとも言われています。だけど、あたしは服用を始めてから、スゴク楽になり落ち着きました。精神安定剤を摂っているような、そんな感覚でさえいます。だから、このへんは人それぞれ・・・と思っていましたが、最近否定できなくなっちゃいました。だけど、薬のせいにはしたくない・・・。


【バスト】
これも副作用なんですよね。期待している副作用ですが(笑)。だけど大きくなりません。悲しいけどAAカップ。せめてAカップ欲しいなあ。
それでもね、こんなちっちゃな胸なんだけど、触った時にあると落ち着くんです♪。


G-FRONT関西 のコンテンツ、ホルモンテキスト(性同一性障害の人のための、ホルモン療法の基礎知識) には、基本からの分かりやすい説明があります。あたしは MtF の立場からしかお話していませんが、逆の情報も詳しいです。

posted by 進藤むつみ on Spring, 2005 in T's

comments (20)

昨日、コメントを投稿した後は今朝まですっごいドキドキしてました…
「ちんぷんかんぷんです!」(ドキッッ!(笑)

副作用の事を何度も読み返して、いろいろ書いたんですけど
思考がらびりんすに迷い込み、知恵熱が発生したのでリセットしました(汗)
どんなにマイナス要因があっても、むつみさん自身が
服用を始めて楽になった。って言える状態である。という事が一番ですよね!
わずか数十年の人の人生、悩み続けるなんて私も嫌。ですから♪
お陰で私は「脳天気な奴」と思われているフシもありますけど…(汗(悩みは解決していくものです!(笑)
副作用なんかに負けないで下さい☆

むつみさんのblogは、読むのを楽しみにしている中の一つなのでまた書きに来ますね♪
あっ毎日読みには来ていますデス(笑)

ずっとどうコメント入れようか迷っていて、本当は未整理だからこれも書くべきじゃないのかもしれないなあと思いつつ、中途半端な私は、いつもの如く見切り発車で書きます。卑怯かもしれないけれど、ごめんなさい。
「そのようにしか生きられない」って言うのは、もうね、確信がむつみさんの中であるだろうし、負もそこから生じる全ての事も、御自分が引き受ける・・・覚悟なんてそんな大層なものは無くても、だろうから、別に受け取る側としては、驚きってのはなかったよ。本当に。
でもね、それでも尚、こうやって副作用の事とかさ、調べていても、現実に自分に「起これば」違うじゃん?
私は、すっごい意気地なしだから、「もういいやあ」とか「このまま逝っちゃったらそれで楽~」とかずっと思って生きていたんだけれど、生きるか死ぬかってなった時にね、やっぱ「神様~~」なんて思ってやんの。必死に祈ってやんの。
色々個人差もあるだろうし、現れる症状だって違うだろうと思うの。そんでさ、自分が「意識」があって、意思を表明できりゃいいけどさ、そうじゃない時だって来るかもしれない。
一つの症状じゃなくてさ、むつみさんがたまたま他に何か症状あって、それに複合って事だってあるよね。
だから飲むのを止めろって言ってるんじゃないのよ。たださ、やっぱり何かの時に具体的に助けてくれる医者を、それはやっぱり難しい道なのかもしれないけれど、それを探して欲しいと切に願う。
そうそう簡単に見つからないかもしんないけどさ。でもね、やっぱそれは探りつつ飲むって形をとって欲しいと願うよ。
私は「恋話」が好きな訳じゃない。そうしか生きられないとしても、「誰かを求める」という作業から降りたくないだけ。諦めたくないだけ。その作業のしんどさこそ、話をできればなあと願うよ。ただ、私の筆力では、何処まで書けるか判らないけれど。
多分むつみさんは「意志」=「病気(?)的カテゴリー」に嵌められたくないんだと勝手に私は想像している。だってやっぱ「治療」って言葉は随分遊離していると思うからね。むつみさんの意識から。だからそういうのは私も「ちょっとな~~」って思うんだけれど、でもさ、必要以上に何かあって欲しくないし、やっぱりどうにかプロの視点が必要な時はすっと、最小限の精神的な消耗で助けを借りられるポジションを作って欲しいと願っています。
何か、巧く書けないけど。すまん。

  昨日は調子のいい事を書いてしまったのかな?と思いました。  確かに無責任な言動ではありましたが、あれがわしの嘘偽り無い思いでありました。  人が抱えるその悩みの全てを理解して物を喋るのが出来ないわしであります。  むつみさんの事を本当に心配していると言える自信が無くなってしまったな。

  kazooさんの仰る事は真実です。  人は譬え一人で暮らしていてもひとりで生きている訳ではなく、周りに対する責任と言うものは必ずある、と思います。  自分の体でも、自分ひとりの体ではない。  だから身近に頼れる人物が必要だし、信頼できる専門家は欲しい。  でもあらかじめ全てを用意してから事を起こす余裕が、きっとむつみさんには無かったのだと思うから。

  わしはむつみさんにはむつみさんのポジションに落ち着いて欲しいと願うだけです。  多分今回の記事は御自分を整理、理解する為に始められた事だと思います。  楽な気持ちで自分を見詰められるようになって欲しい。  だからわしはどんどん甘い事を書き込んでいきます。  体は大切です。  でも自分を粗末にしているなんて考えないでください。  なに、いざとなったらわしのトコにお嫁さんに来て下さいな♪  わし、お婿さんに仕えるのは自信ないけど、お嫁さん養う自信はあるよん♪

  ・・・・う~ん(汗)  ウザったくなったら言ってね☆

>fudabaさん♪
副作用の事は、当事者以外は知る必要のない事なんですよね。「副作用がある」っていうだけでも、十分だったかもしれません。
結局、メリットとデメリットを比べた時、あたしにはプラスが大きかっただけだったのかも。「楽になったという事が一番」と言っていただいて、とてもありがたかったけど、もし誰かに「楽な方を選んだだけ」と言われたとしても、仕方ないくらいかもしれません。
普段はね、普通の状態だったら「能天気さ」は負けないあたしですが、もう少しだけ悩んでいるフリをさせて下さい。
Simply Wonderful ! さんに、毎日お邪魔させてもらうようになって1ヶ月かな?。「女性と間違われる」と言われる意味が、分かるようになってきました。
落ち着いたら、そんな話もしたいなと思います。

>kazooさん♪
みっともない姿をお見せして、申し訳ありません。
あたしの中からも、中途半端なまま言葉として出ているようで、昨日の日記も一昨日の日記も、まとまりのないものになってしまっています。だけど、ちょっとこのまま、多分もう一日だけお話させて下さい。
最初にお話しておくと、副作用の話は、こんなに書くつもりじゃなかったんです。本質的な副作用・・・「不妊」と「止められない」。それだけ書ければ、十分と思っていました。
ただ、この先副作用の事って、もう書く事がないような気がするんです。そうすると、本質の副作用の説明の他に「誘引するものもある」だけでは、ますます中途半端な内容になってしまいそうで、記事増やして急遽追加する事にしたものでした。
当然そんなつもりではなかったのですが、読み返してみると病気を威張ってるみたいで、良い内容ではありませんね。後日削除しちゃうかもしれません。
薬をはじめて、なにより一番考えたのは飲みすぎない事。だけど、今の服用量が適量なのかさえ、血液検査をしないと分かりません。そして体の事を考えた時には、内服よりも注射の方がいいんですよね。なによりも、いざという時に、相談できるかどうか・・・。確かに、お医者さんが必要なんですよね。心から相談できるお医者さんが。
どうしても「特別な事」という意識があって(特別には間違いないけど)、そういう問題は後回し・・・というか、考えないようにしてきたような気がします。いけないですよね。
どうしたらいいのか、直ぐには思いつきません。情けない事に、それだけの余裕も今はありません。だけど、真剣に考えていきたいと思います。
ありがとうございました。

>usagi3さん♪
昨日のusagi3さんの言葉は、あたしにとって掛け替えのない言葉でした。
あたし自身がよく分かってない状態で書いていて、いえ、もう何をしたいのかも分からない状態で、逆に申し訳なく思ってしまいます。なんか、掃き散らかしてるだけのような気がしてきます。だけど、うーん、やっぱり手探りでお話させて下さい。あたしは、声を掛けてもらう事で助けられています。
スタートする時には、確かに余裕はありませんでした。全てを用意するどころか、何もないままに走り出しています。だけど、考えてみれば一年以上の月日の中には、余裕のある事もあったんですよね。通りすぎてしまったのは、あたしの甘えのような気がしています。
この記事は、自分を整理する為が一番でした・・・たぶん。あとは、叫びたい・・・かな?。あたしが立っているスタンスを、分かって欲しいって言うのはあったか。今夜でまとめたいと思うけど、まとまる自信はないんですよね・・・。ゴメンナサイ、何をしてるんだろうなあ、あたしは。
お嫁さんになりたいなあ・・・。

こんばんわ。
昨晩むつみさんのこのお話を読んで、想像していたことではありましたが、ちょっとショックだったかな。
同情というのではないですよ。
でも心の秘密を打ち明けずにはいられないというのは、多かれ少なかれ誰しもあるものなので、それを打ち明けてくれたあなたという人を、ほんとうに好きになった。
ぼくのブログで少し触れてしまったことをお詫びします。
でも書かずにはいられなかったんで…

>osaさん♪
見苦しい姿を見せてしまい、申し訳ありませんでした。恥ずかしい。
それなのに、優しい言葉を掛けていただいたりすると、なんて言うか、ホントにありがたいと思います。ありがとうございます。
だけど、やっぱり黙っていられれば良かったと思うんです。想像していた・・・けれど、ハッキリさせないのが大人ですよね。でも・・・抑え切れなかったんですよね。
ブログで触れてる事は、全然問題ありません。あちこちで「好きになった」と言われると、ちょっと恥ずかしいですけどね(笑)。
先程、3つめの区切りの記事をアップしました。osaさんじゃありませんけど、もう書かずにはいられなかった内緒話でした。さらけ出してしまって落ち着いているような気がするけれど、少し時間をおいてみないと分からないです。
また、いきなり叫び始めるかも・・・。その時はご容赦ください。

p.s. 粋人の紹介で、あの写真の記事がトップなのが素敵です♪

女性ホルモンの使用、半年ほどで子供が出来なくなると見ましたが。これはどの程度の女性ホルモンの話なのでしょうか。
エストロモンやダイアンを使用していた期間があるのですが・・・

>あさん、初めまして♪。コメントありがとうございます。

記事の中でリンクさせていただいている、『ホルモンテキスト』の中に次のような記述があります。

『2) 卵胞ホルモン
 卵胞ホルモンは女性の第二次性徴に関与しています。卵胞ホルモンを、男性から女性に移行を望む人に用いた場合には、次のようなことがおこります。
  (1) 性腺刺激ホルモンの分泌を抑制するため、睾丸での、男性ホルモンや、精子の産生の抑制をします。卵胞ホルモンの投与量によって異なりますが、男性ホルモンや、精子の産生が停止するまでには、3ヶ月位はかかるでしょう。精子形成はダメージを受けやすく、半年から1年の女性ホルモン投与で、永久不妊になるといわれています。』

ネットで買えるレベルの女性ホルモン剤(ダイアン35やプレマリンなど)は、まさに女性ホルモンそのものだと思います。影響はホルモン注射などと同じように起きると思われます。
ただ、前述のサイトはとても分かり易く書かれているんですけども、医学的な意味では「確実に正確」とは言い切れないかもしれません。また、女性ホルモン剤を服用している男性というのは絶対数が少ないはずであり、(しかも血液など検査してる人は更に少ない)、サンプルとしても正しくないかもしれません。
専門医で精子の検査などをして、治療の可否など相談していただければと思います。

ダイアン35を始めようと思い、進藤さんの記事をいくつか読ませていただきました。
一生飲み続けないと骨粗鬆症、更年期障害になるそうなのですが、ある程度(半年、1年でしょうか、、)服用後は徐々に服用する量を減らしていき、しなくてもよい状態に落ち着けるような事はあるのでしょうか。。
進藤さんはどのようにしていらっしゃるかお聞かせいただけないでしょうか。。。
医療機関に相談しろって話ですが、、、

>kitaさん、はじめまして♪。コメントありがとうございます。

同じようなコメントになってしまいますが、記事の中でリンクさせていただいている、『ホルモンテキスト』の中に次のような記述があります。

『11. 一生使用し続ける必要はありますか?
 少なくとも、更年期にあたる、55~60才くらいまでは使い続ける必要があります。
 最近では、更年期障害は、ホルモン補充療法によって治療されています。このことから言えば、生活の質の向上を望むかぎり、一生使用した方が良いのかも知れません。
 
12. 使用を停止した後に、どの様な事がおきますか?
 性ホルモンの使用を突然停止しても、ホルモン療法を始めたばかりであれば、何も起こらないでしょう。
 長期にわたって、性ホルモンを使用していた場合には、性ホルモンの使用を突然停止すると、性腺が萎縮してしまっているため、更年期障害様症状がみられるでしょう。
 性腺を除去してしまっている人の場合には骨粗鬆症が心配されます。』

素人レベルで考察すると、1年程度だと大丈夫なような気もするけれど、思わぬ副作用が起きるような気もします。やっぱりお医者さんなんでしょうねぇ。

あたしは15年間女性ホルモン剤を続けているので、止めた時の事は分かりません。続けていた事での副作用で困ったのは、筋肉量の低下とうつ病の発症でしょうか。始めた時に怖かったのは、血栓と肝機能障害だったんですけども。

詳しく回答ありがとうございます。お返事せずにいてすみませんm(__)m
今は教えていただいたホルモンテキストと、色々なサイトを見ているところです。
体が変化してしまったら、やはり飲み続けないといけないんですね。。。
その覚悟を決めてから服用したいと思います。

>kitaさん♪
あたしが始めた時は、ネットで調べられる情報は全部調べる勢いで探してましたです。ただ、ネットは嘘の情報も多いから気をつけないといけませんけどね。
ちなみにその頃はニューハーフの知人がおりまして、『毒を飲んでいるんだから、ゆっくりと自殺してるようなもの』と言われた記憶が強く残っています。
ご自分を納得できるだけの覚悟を持たれたら、こちらにおいでください。

確かに、ホルモン飲んだら骨盤変わったw等明らかに嘘なまとめサイトありました。
なるほど、、、わざとホルモンバランス崩しにいってるので毒、、なんですよね。。。
一度男性ホルモンを減らしてしまったら、の分を女性ホルモンで補わないといけいないと言うのも理解できました。
ダイアンの服用がキツくなってきたら、マレフェなんてゆうものに移行してみようなかなど、考えています。
本当に色々アドバイスありがとうございますm(__)m

>kitaさん♪
骨盤は変わりませんねえ。ホルモン剤を服用しても、いまいち女っぽくならない一番の理由は、あたしは骨盤の広がりだと思ってます。(肋骨や頭蓋骨の違いもありますけども)
kitaさんが、この先最も生きやすい道をお選びくださいませ。ちなみにニューハーフの知人の言葉で、2番目に印象に残っているのは『髭はなんとかしなさいよ』だったのでした。・・・ちゃんと脱毛しましたけどね(笑)。

はじめまして。私は高校3年の男子高生です。女の子になりたくて高2の夏休みから髪を伸ばして女性ホルモン剤(ダイアン&プレマリン)を服用し少しだけ胸が膨らんできてブラはAカップです。むつみさんが言う様に女性ホルモンを始めてから髪が細く柔らかくなり冬休みに美容院でパーマ(ゆるふわウェーブ)をかけ、卒業後はニューハーフのお店(東京か仙台)で働こうと思い休日は面接の日々です。京都で去勢手術をしてくれる病院を紹介してもらったんですけど、やっぱり去勢した方がいいのかな?アドバイスをお願いします。

>架純さん、初めまして♪。コメントありがとうございます。
そうかぁ、今は高校生の時からホルモンを服用するんだ。結構、カルチャーショック。あたしが高校生の時なんて、自分の思いにただ戸惑っているだけで、何もすることができなかったです。いや、社会に出てからも同じだな。ホルモン剤とか去勢とかニューハーフだとか、みんなごく一部の世界の人のことだと思ってました。まあ、だんだんそうでない事が分かってくるんですけども
女性ホルモンを始めた事で一つの壁を超えたと言えるでしょうから、将来のことを含めて、架純さんの思う通りに進めていけば良いだろうと思います。アドバイスする事はほどんどないんだけど、聞いた事を少しだけお話しさせてください。
・女性ホルモン剤の効果が十分に出ている時には、去勢しても大きな変化は望めない。
・ただし、去勢すれば女性ホルモン剤の使用量を大きく減らす事ができる。(薬の副作用が少ない)
・性別適合手術より去勢を先にしてしまった場合、膣を作る為の皮が縮んでしまい足りなくなる事がある。
・去勢により体調を壊す人がいると聞いた事があります。
そんな事わかってるって言われそうだけど、こんなもんかなあ。あたしが思うのは。出典を探そうと思ったんだけど、見つかりません。ごめんなさい。完全に後戻りできなくなる事と、ニューハーフ好きな人はニューハーフだから好きなんだという事は覚悟してくださいね。
ちなみにあたしが仲良かったニューハーフの友達は、脱毛やアートメイクはもちろん、去勢や豊胸手術もしていました。ものすごく綺麗な人だったなあ。

はじめまして。
私は1年半ほど前に虚勢手術を受けました。最初はペラニンデポー1A(10mg)を2週間隔で打っていたのですがホルモン値があまりにも低く(16pg/mlぐらいです)上半身が常に暑く謎にお腹も張って苦しい状態が続いたので、10日間隔に変えたら今度は上がりすぎてしまい12日間隔に変えたらホルモン値は正常になったのですが、まだ上記の体の不調が続いています。
これはもう一生付き合っていかなければならないのでしょうか?
まだ安定してからそれほど経ってない(1ヶ月と半くらいです)ので体が慣れてないんでしょうか??

>まっかさん、しばらくブログから離れておりました。半年以上開いたからもうもう読んでないと思うんだけど、レスさせてもらいます。
ここでもあたしが去勢をしてると思われてるようだけど、あたしは内服の女性ホルモン剤を使っているだけの人間でありまして、だから、去勢後のホルモンの具合もわからないし、ホルモン注射の間隔などについても分かりません。
役に立たなくてすみません。

初めまして、芳恵といいます。
20年前に女性ホルモン剤の注射を始めました。
その頃はまだインターネットが始まった頃で何も情報が無くてネットも嘘の情報が多かったと思います。
最初は産婦人科クリニックでの注射を開始しました。
一応診断はしてくれて性同一性障害と言う事で。
約3ヶ月位投与して仕事の都合でいけなくなり輸入薬に切り替えました。
まだまだ身体に影響はありません。
輸入薬に替えてからが目眩とかが酷くて薬の増減をしてました。
種類も卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方を女性の生理周期に見立てて飲んでいました。
その他エストラジオール剤を飲み出した頃は心が完全に女性化してしまいそうで止めました。
スピラノラクトンも投与しました。
排尿を促す薬ですが、男性ホルモンの抑制が有ると聞いて飲んでました。
最初は卵胞ホルモンのプレマリンと黄体ホルモンのプロベラでした。
それからジェネリックのプレモンに替えました。
約10年の間何回と無く止めたり始めたりしていました。
止めると気持ちも不安定になったり、皮膚がジュクジュクして来たり、フケが増えたりしてまた始めると言う感じでした。
汗もよく出ます。
完全に止めるまで2、3年かかった様です。
今はもう症状は出ませんがまた始めたいと言う気持ちになります。
どうしても止めれないので今は女性ホルモンクリームを塗っていますが、やっぱりまた始めたいです。
生涯の事になりそうですね。
始めるときはまだまだ周りも理解有る人ばかりじゃないので考えてから始めて下さい。
後には絶対に戻れませんよ!
私は男性器への嫌悪感から始めました。
小さくなり射精も出来なくなりました。
将来を見据えて始めて下さいね。
長くなりましたがよく考えてね。

>芳恵さん、はじめまして♪。返信、遅くなりました。
あたしが女性ホルモンを始めたのは、2004年の春ですから17年前ということになります。エチニルエストラジオールとシプロテノンアセテートの複合剤のダイアン35を、1日も休まずに服用してるので、離脱症状は分かりません。ただ、副作用は今のところ全くない・・・というか、感じる事はありません。あたしはこのまま、死ぬまでダイアン35の服用を続けることになると思います。
後戻りできないとか、覚悟が必要だとかはもちろんあるんだけど、この記事に書いた事ぐらい分かってれば、あとはもう必要ないかな・・・と思います。うん、最近はそう思うんですよね。自分の人生なんだから自分で決めて、そのことについては自分が責任を負えば良いだけなんだと思う。
20年前と今とでは、状況があまりにも変わってきていると思います。性同一性障害やLGBTという言葉は一般化した。理解のある人も増えていると思う。ただ、やっぱり自分の父親や兄弟がスカートを履いて出かけるなんて事までは、許せない人は多いと思う。まだまだ、過渡期ですよね。ただ、そんな状況も含めて、家族の不幸せまでも自分で責任を負う覚悟があるのなら、周りがとやかく言う事はないと思うんです。
あたしは今は、女装する事への拘りや、女性として生活しようとは思いません。男としての生活を送っているのに、女性と思われる事にこそ拘りがある。うん、女性に見られる事は、既に珍しい事じゃないんです。もう1歩進んで、男性服を着た時に男装してる・・・、そう思われたいなと思っています。

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