故郷は遠きにありて・・・
気が付けば、実家に引っ越してから1年が過ぎてまして、うーん、あっという間だなよあ。まあ、あたしは成人してから殆ど両親と離れて暮らしてたから、一緒に暮らす事にはいまだにチョット戸惑いがあるんですけどね。
ただ、自分の中で一番戸惑いがあるのは、今住んでいる場所が『信州』じゃない事だったりします。元々、縁もゆかりもなかった土地に、あたしは思った以上に馴染んでいたんだよなと思う。正直、離れてみて悪い部分も見えてきたりしたけれど、それ以上に信州を愛していた事がわかってきた。懐かしいよなあ。あそこに、あたしの生活のすべてがあったんですよね。引っ越す時にも書いたけど、やっぱりあそこはあたしの故郷だったなと思うんです。
その故郷に、あたしは1年以上行ってない。実は、何回か遊びに行こうとは思ってたんだけど、ちょうどそのスケジュールに合わせるように、父が2回程入院した。それ以外にも、向こうで会うつもりだった友達が、急に予定が立たなくなった事もあって、だったらいいかな・・・と。少し離れてみようかな・・・と、思ったんです。まあ、早起きすれば日帰りでも行ける距離なんですけどね。
だけど、離れてみると、本当の意味であたしが帰る場所がないことを考えさせられる。そう、あたしの家族が暮らす家はあそこにはないんです。そのうちに、信州に住んだ10年が夢だったようにさえ思えてくる。・・・いかんいかん。もう少し落ち着いたら絶対に遊びに行かないと。友達に会って、通い慣れたお店に行って、毎日歩いたウォーキング・コースから山を眺めて、おやきを食べて、どっぷりと信州に浸かってこなくちゃ・・・と、思ってる。
ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・。ううん、そんな事ない。僅かな繋がりでも持てるなら、故郷は思うだけなんかじゃないはず。うん、あたしは諦めないぞ。あたしは死ぬまでにもう一度、あの土地で暮らすつもりでいるんですから。
最後の一行に、執念を感じました。頑張って、むつみさん！
私にも死ぬまでに一度、がっつり暮したいところがあるので
応援したいです。なんというか、生活をしたいのです。
あ、一時帰省？の際には、ソースかつ丼も是非是非〜。
＞まろさん♪、応援ありがとう☆
まあ、10代の終わり頃からの夢でしたからね。執念も持つかなと（笑）。思うんだけど、引っ越す前も年に10回も20回も遊びに行ってたんだけど、旅行で行くのと住むのって、全然違うような気がするんですよね。
まろさんの住みたいトコロは海外なのかしら？。頑張れ♪。
と、ソースかつ丼・・・、うう、駒ヶ根まではチョット無理かなあ。前、お話したお店にも行きたいんですけどね。
＞ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・
ふとコレってどういう意味なんだ？と思い、全文を調べてみましたら。どうやら諸説あるようですが、だいたい一致しているところとしては、東京で成功せずビンボーなので、立派に成功するまでは恥ずかしくて故郷に帰れない、けど帰りたい、って感じのようですね。実際はこの詩を書いた頃、室生犀星は東京と故郷を行ったりきたりしていたようで。故郷の実家に借金を頼みに行きかけて思いとどまり書いた詩だという説も。
と、いうことで。むつみさんの場合は、信州に顔向け出来ない理由は何もないと思いますので、堂々と帰ってあげて下さい。（再び帰る時に立派な女性になってたりしてｗ）
お久しぶりです。
俺は幸か不幸かわかりませんが、ずっと東京に住んでます（群馬勤務の6年間も長距離通勤してた（笑））。そんな狭い中なりにも、やっぱり母が住む実家と現住地とは違うなぁと思ってます。
3〜18歳と20〜25歳と、一番印象深い時期を過した実家・足立区よりも、25歳から今まで住んでいる江東区の方がそろそろ長くなろうかって感じで、電車で1時間くらいで行ける距離ですが、なんか遠くなったなぁという気がしますね。
たまに実家に帰っても、子供の頃とはだいぶ風景も変わって、他人のまちっぽく見えるんですよね。寂しい事です。
＞Screaming Bunnyさん♪
ただ、故郷が懐かしい・・・なんて、感傷的な詩じゃないのは確かなようでして、どちらにしても『決意』だったんじゃないかなあ・・・と、思ってます。で、あたしも決意で締めくくってみたりして（笑）。まあ、あたしは文学の背景ってあまり分ってないから、感覚的に思った事ですけどね。だけど、借金っていうのは、ありそうな話かもしれません。
・・・うん、堂々と帰りたいなあ。立派な女性になってるのは無理そうですけども（笑）。それでも、前よりだいぶ男っぽくなっちゃったと思ってるんだけど、それでもいまだに女性に間違われる事があるってのが、不思議なんですよね。
＞びといんさん、こちらこそご無沙汰してます♪。
その話を聞いて思ったんですけども、あたしの実家は何回目かの引っ越で今の場所に移ってきたもので、元々あたしは16〜20歳の4年位しか住んでなかったんですよね。ただ、一人ぐらいをしてからも、都合で何回か戻ってきていて、そうだな・・・ここ1年を合わせても全部で7〜8年かなあ、この家に住んだのは。そりゃあ、10年住んだ信州に負けて当然って気もします。
確かに、時代が変わると風景も変わりますよね。びといんさんにとっては、江東区が故郷になるのかもしれませんね。