過ぎ行く夏を懐かしむ
2〜3日前からトンボを見かけるようになりまして、うちの庭にも飛んでくる。まあ、道を挟んで川が流れてるわけで、当たり前と言えば当たり前か。川沿いのサイクリング・ロードを歩いてると、あたしの体にぶつかってくるくらい一杯飛んでたりするんですよね。だけど、じっとしていてはくれなくて、なかなか写真に撮れないでいるんです。
その少し前、先週くらいから蝉の鳴き声が煩いくらいになってきて、どれどれと庭に出てみると、あちこちに蝉の抜け殻が残ってる。庭で鳴く蝉は少なくて、だいたい裏の林に集まって蝉時雨を降り注いでくるんだけど、時々家の中に入ってくるのがいるのが困り者。家の中で鳴かれると、それはもうビックリするくらいのボリュームで、必死の思いで捕まえて、外に逃がしてあげる事になるんです。
そう、蝉時雨。蝉時雨って夏の季語なんだけど、あたしは夏でも『夏の終わり』ってイメージが強かったりします。もっと言えば『秋の始め』。過ぎ行く夏を懐かしむかように鳴くのが蝉時雨。まだまだ気絶しそうなほど暑いけど、もうすぐ暦の上では秋になる。それを思うと、『まだ夏らしい日を感じたい』って気持ちと、『早く涼しい秋になれ』って気持ちが、心の中で鬩ぎあってたりするんです。
まあ、うちの場合、秋になればなったで、庭の秋の虫の音が煩わしくなったりするほどなんですけども♪。
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