category: 詩 (30)
気紛れに抱かれたわけじゃない
もちろん行きずりのつもりでもない
最初はちょっと心配もあったけど
だんだんあなたに惹かれていくあたしがいた
あなたのこと 何でも知りたくて
ドライヴをしながら いっぱりお喋りをした
あたしのことは みんな知って欲しくて
お食事をしながら やっぱりいっぱいお喋りをした
ずっと先の事を夢見たわけじゃない
いろんな事 ダメだっていうのもわかってる
それでもあたし あなたに夢中だった
あなたの事だけが あたしの生活のすべてだった
抱きしめてくる腕の中で あなたの胸に甘えながら
あたしいつでもホッとしてた
体を確かめ合いながら あなたの囁く低い声は
あたしを夢心地にさせていた
愛してるってあなたは言った
あたしの名前を呼びながら・・・
あたし嘘はついてない 悪いことしてない
ただ ホントの名前を言わなかっただけ
あなたはそんなのわかってて 愛してくれていた
あなたは最初からわかってて 聞こうとしなかった
あたし 最後まで言えなかった
あなたが突然醒めちゃうような気がして
何度も何度も言おうと思ったのに
どうしても最後まで言えなかった
名前なんてたいした事じゃない
うん きっと名前なんてたいした事じゃない
だけど あれだけあたしを知ってるあなたなのに
あたしのホントの名前を知らないままだった
身につけるものをプレゼントしたいって
あたしの誕生日を前にあなたが言った
ピアス? ネックレス? 指輪? ブレスレット?
そう聞かれて ネックレスかな?ってあたし
ほんとは指輪が欲しかったんだけど
なんだか照れちゃって言えなかった
そうしたら 指輪にしようかってあなた
もう スゴク嬉しかった
二人で買い物に行って その後あなたが指にはめてくれて
あたしは もうずっとあなたに夢中だったんだけど
メロメロになっちゃったのは この時からかもしれないなと思う
誕生日の後にバレンタインがあって
あなたは濃い色の服が得意だから
あたしは明るい色のマフラーを編んだの
首に巻いてあげてそのままキスをした
だけど あたしはチョコを狙ってたんだ
もっとお洒落なのにしたかったけど
あなたは秋に好きなチョコを言ってた
そう あたしは覚えてたの
二人で会った日の夜は 携帯メールが定番なのに
その日はいつものように あなたの電話があって
何で知ってるの?って 驚いているのが可愛かった
あの頃って幸せだった 怖いものなんてなかった
あの後すぐに会えなくなるなんて あたしは思ってもいなかった
電話がこない・・・
忙しい? それとも避けてるの?
あなたの声が聞きたくて
あたしはずっと待っているのに
あなたからの電話がこない
あたしからは掛けられないから
あなたの声を待ちわびて
あたしはずっと落ちつかないでいる
メールなんてもっと送ってこない人
あたしは毎日想いを綴ってるのに・・・
電話がこない
あなたからの電話がこない
友達から誘われてるのに
あたしは予定を入れられない
電話を取りそびれないように
いつも近くに置いている
お風呂に入る時だって
扉の外に置いているのに
あなたからの電話がこない
どうしたの? 何かあったの?
病気で寝てるとか 怪我してるとか
もしかして入院してるんじゃないかって
そんな事を思ったら いてもたってもいられない
もう 呑気に部屋になんていられない
どうしたらいい? あたしに何かできる?
苦しんでるあなたと 代わる事はできない?
つまらない事考えて
あたしは涙を流してる
ばかばかしい事考えて
自分で勝手に苦しんでる
電話がこない
あなたからの電話がこない
忙しい? それでも一声聞かせてよ
電話がこない
あなたからの電話がこない
なんだかあたしはダメになりそう
電話がこない
あなたからの電話がこない
なんだかあたしは壊れちゃいそう
とうもろこし とうもろこし あなたのお土産とうもろこし
ご近所さんにいただいたって たくさんお土産 持ってきた
あなたのお家の周りは とうもろこし畑がいっぱいだものね
とうもろこし とうもろこし とうもろこし とうもろこし
お醤油つけて焼きましょう こんがり焼いて食べましょう
あたしがジックリ焼くあいだ あなたはビールを飲んでいる
お日様いっぱい浴びている 畑のもじゃもじゃ姿が目に浮かぶ
とうもろこし とうもろこし もうすぐ焼けるよ とうもろこし
とうもろこし とうもろこし お醤油焦げてるいい匂い
あなたは夢中で食べている あたしも一緒にかじってる
窓の外には青い空 山の上にはもくもくっと白い雲
そんな景色を眺めながら とうもろこしを食べている
二人で顔を見合わせて 美味しかったね ごちそうさま
今日は会えないつもりだったのに 思わぬお土産 とうもろこし
とうもろこしを見るたびに あたしはあなたの顔を思いだしそう
とうもろこし とうもろこし 青い空と白い雲を思いだしそう
とうもろこし とうもろこし あなたのお土産 とうもろこし
とうもろこし とうもろこし こんがり美味しい とうもろこし
とうもろこし とうもろこし とうもろこし とうもろこし
一日中続く雨に 気持ちが沈む ・・・どうして?
雨の降るお休みって あたし嫌いじゃなかったのに
誰かに会った時 愛想よくする自分がいやで
一人で過ごす雨の日って むしろ好きなくらいだったのに
あなたのせいね あなたがあたしを弱気にさせた
そう あなたのせい あたしはあなたに変えられたの
ガラス越しに大粒の雨を見ながら
もう 一人では生きていけないとあたしは思ってる
一日中出かけずにいて 息苦しくなる ・・・どうして?
お話するのが苦手で 電話さえ取らなかったのに
ちょっとした言葉に 余計なこと考えるのがいやで
静かに過ごす雨の日に むしろ逃げ込んでたくらいなのに
あなたのせいね あなたがあたしを人恋しくさせた
そう あなたのせい あたしはあなたに変えられたの
ガラス越しに大粒の雨を見ながら
もう 一人では生きていけないとあたしは思うのに
降り続く曇り空を見上げながら
もう あなたには会えないんだと涙をこらえてる
いい事ばかりに 巡り合えない
逆にヤな事続いてる
それでも 今を乗り越えたなら
あたしは走れる気がするの
がんばれあたし がんばれあたし
あなたの思い出 丸めて捨てて
波の向こうに 放り投げたら
今度あなたに 会う時までに
あたしは綺麗になってやる
がんばれあたし がんばれあたし
明日をいい日にするために
がんばれあたし がんばれあたし
明日幸せになるために
足が痛くて 引き摺ってても
具合が悪くて 寝込んでいても
心の中まで 負けないならば
絶対 明日は上向くはずさ
がんばれあたし がんばれあたし
涙が出るなら 素直に泣いて
泣き疲れたら そのまま眠って
だけど涙が終わったならば
今度はきっと笑顔の出番
がんばれあたし がんばれあたし
笑顔が 一番似合うはずだから
がんばれあたし がんばれあたし
心の底から笑えるように
がんばれあたし がんばれあたし
明日をいい日にするために
がんばれあたし がんばれあたし
明日幸せになるために
あなたの声を聞けない日は あたしはもうどうしようもない
何をしても落ち着かない 考える事も纏まらない
自分が可愛く思えるくらい 素直なあたしを感じても
一瞬後には何でもいいから 八つ当たりしたいあたしになる
もっと綺麗になりたいのに なんだか気合いが入らなくて
鳴ってもいない携帯電話を 確認してばかりいる
わかってる あたしばかりをかまえないって
だけど こんなにあなたに依存してる あなた中毒なあたしがいるの
あなたの腕に抱かれていると あたしはもうどうしようもない
ホッとして 安心して 穏やかで 力が抜ける
まったく骨抜きになるって こんな事を言うのかしら?
恥ずかしい話なんだけど 腰に力が入らなくなるの
誰にだって優しくなれる そんな風に思えてくる
あなたに甘えるために生まれた そんな風に思えてくる
そんな 今の気持ちを伝えたくって
だけど あなたの顔を見つめていると もう笑顔しか出てこなくなるの
変だよね ホントに自分勝手なあたし
だけど こんなにあなたに依存してる あなた中毒なあたしがいるの
あなたに髪を撫でられて
あたしはふいにねこになる
あなたに甘えるねこになる
もっともっともっともっと
ねこの気持ちがわかったみたい
あなたの体は大きくて
あたしの体は小さくて
なんだかちょうどいいみたい
きっときっときっときっと
あたしは夢中になっている
あなたの腕の中にいて
あたしはすっかりホッとして
二人ですっかりまどろんで
ずっとずっとずっとずっと
死ぬまでこのままこうしていたい
都合がいい時うちに来て あなたの都合であたしを抱いて
いっぱい夢を見させておいて いきなりどこかへ飛んで行く
ホントにあなた勝手な人ね まったく子供のような人
あなたはどこで何してる? 今日はあたしを忘れてる?
そんなあなたと分かっていても あたしの期待は止まらない
次の休みはムリだとしても いつか迎えが来るってね
そうしてあなたを待つ事だけの あたしの季節は過ぎて行く
あなたはどこで何してる? あなたのパジャマ捨てちゃうぞ
ずっとずっと苦しんで それでもあたしはあなたが好き
あなたはどこで何してる? 女の子のこと泣かせてる?
あなたはどこで何してる? 今日はあたしを忘れてる?
あなたはあたしに息吹き込んだ
あたしはずっと人形みたいに
心のないまま生きてきたのに
あなたはあたしに息吹き込んだ
あたしの中に魂宿って
想いがどんどん溢れ出てきて
何がなんだかわからなくなって
あたしはあなたにしがみついてた
あなたのキスからはじまった
あなたのキスからはじまった
あなたは大きく包んでくれて
あたしはいつでも甘えてた
あなたがここにいるって事で
なんだかずいぶん安心できた
優しいあなたと獣のあなたと
しとやかあたしと淫らなあたしと
不思議にどれでも自然でいれて
あたしはあなたに夢中になった
あなたのキスに夢中になった
あなたのキスに夢中になった
最初にあたしは戸惑い覚えて
笑いを覚えて 泣く事覚えて
愛を覚えて わがまま覚えて
あなたはどうにも困ったみたい
あたしは想いをいっぱいぶつけて
あなたは笑って受け止めてたけど
別れる間際に車の中で
交わしたキスが最後になった
あなたのキスからはじまって
あなたのキスに夢中になって
最後もやっぱりあなたのキスで
あなたとあたしが終わりになった
あなたのキスからはじまって
あなたのキスで終わりになった
あなたのキスからはじまって
あなたのキスで終わりになった
忘れられるはずない 諦められるわけないのに
あたし ちょっと意地になってた
震えるほど我慢して だけど声を聞いただけで
体が溶けていくのがわかる
もっと聞かせて もっとあたしに夢を語って
あたし 信じていくだけだから
見つめるのが辛くて よそ見をした分だけ
きっと遠回りをしてた
もっと素直に あなたの中に飛び込めれば
あたし 自分の事が分かったのに
もっと愛して もっとあたしに甘えさせて
あたし 絶対あなたが好きだから
もっと愛して 折れるほどに抱きしめて
あたし 絶対離れないんだから
あたし やっぱりあなたが好き
あたし 死ぬまであなたが好き
あたし 絶対あなたが好き
あたし 死んでもあなたが好き
あなたが好き あなたが好き あなたが好き
あなたを殺してあたしも死ぬの
あなたがどこかへ飛んでく前に
今ならあたしの手が届くから
あなたを殺してあたしも死ぬの
あたしの一番綺麗な顔で
あなたの命を奪ってあげる
あなたの心も奪ってあげる
あなたと一緒に天国いくの
二人の体をそっと重ねて
あなたと一緒に冷たくなるの
あなたを絶対逃がしはしない
あなたを殺してあたしも死ぬの
あなたを殺してあたしも死ぬの
ひとつひとつ 重ねてきた思い出が
あたしの中から 溢れそうになってる
遠くに行ったとか プレゼント貰ったとか
そういう特別な事ばかりじゃないの
近くの神社をお散歩して 桜のトンネルを抜けたり
人がいないのを見回して 歩きながらキスしたり
西側に抜ける陸橋だって あたしはいつも車だから
歩いて渡ったのなんて あなたとだけだもの
飛行機が飛ぶのを見たり 虹に向かって歩いてみたり
子供達が遊んでるのを見たり 両手で抱えるほど買い物したり
そんな思い出を抱きしめて あたしはいつもここにいる
あたしはいつも あなたが来るのを待っている
もちろん 最初は何にも知らないから
あなたとあたしと ずいぶん違うと思ってた
だけど 二人の時間をいっぱい過ごしてきて
どんどんわかってくるのが嬉しかった
甘いものはダメなのに ナッツのチョコだけ好きだとか
熱いお風呂が好きだとか 静かな曲が好きだとか
あたしの髪もあたしの服も あなたの趣味に変えられた
だけど それって何も無理してなんかないの
お休みの日の最後には あなたの車を見送って
あなたの事を思うだけの そんなあたしの一週間が始まる
あたしはいつもここにいる あたしはずっとここにいる
あたしはいつも あなたが来るのを待っている
あなたの顔がクッキリ浮かぶ
あたしの中にクッキリ浮かぶ
何かがあったわけじゃないのに
どうしてこれほど思い出す?
あなたの瞳があたしを見てる
あなたの瞳にあたしが映る
眠れぬ夜の静寂の中で
今でもはっきり思い出す
ああ 忘れてしまいたいのに・・・
あなたのキスに夢中になって
おかしなくらい力が抜けた
あなたの指にあたしを忘れ
必死に体にしがみついてた
あなたの汗の匂いがしてる
あなたの声が響いてきてる
あなたの熱を感じた事を
生々しいほど思い出す
ああ まだ逃げられないのか・・・
灯りを落として キャンドルをともしてみる
クリスマスだから 少しだけ雰囲気を出して
表にいくのは苦手 賑やかなとこは苦手
部屋の中で ゆっくりと過ごす時間が好き
静かだと思ったら 外は雪が降りはじめてる
去年と同じ ホワイトクリスマス
今年はあなたがいないだけ
静かだと思ったら いつの間にか曲が終わってた
去年と同じ ホワイトクリスマス
あなたとの思い出に浸ってる
もうすぐあなたがうちに来る
寒がりあなたがうちに着く
体固くして 頬っぺ冷たくして
うちのチャイムを鳴らす頃
あたしはお部屋を温めて
あったかスープを煮込んでる
お野菜いっぱい トマトの味の
ミネストローネはいかがです?
コーンボタージュ キノコのスープ
かぼちゃのスープ オニオンスープ
クラムチャウダー お豆のスープ
あったかスープで 体も温たまったかな?
スープやシチューが大好きで
フーフーしながら食べている
今度はほくほく コトコト煮込んだ
クリームシチューはいかがです?
ロールキャベツや カレーのスープ
ビーフシチューに スープスパ
たまにはポトフやボルシチ食べる?
あったかスープで お腹いっぱいになったかな?
美味しいって言ってよね
嬉しそうな顔だけじゃなくってさ
コーンボタージュ キノコのスープ
かぼちゃのスープ オニオンスープ
クラムチャウダー お豆のスープ
あったかスープで 体は温たまったかな?
ロールキャベツや カレーのスープ
ビーフシチューに スープスパ
たまにはポトフやボルシチ食べる?
あったかスープで お腹いっぱいになったかな?
あなたに抱かれて あなたに愛されて
あたしは生まれ変わったみたい
きっと今日は記念日 大切な記念日になる
出会ったのは偶然 少しでもずれたなら 交わる事もなかった
だけど この気持ちは違う こんなに愛しいのは 生まれてはじめてだもの
あなたに出会って あなたに愛されて
あたしはどんどん素直になる
よかった ホントによかった 心からそう思ってる
逃げちゃおうかと思った 望んでたはずなのに なんか怖くなっちゃって
だけど ついてきてよかった あなたに任せたから こんな思いでいられる
あなたに抱かれて あなたに愛されて
あたしは生まれ変わったみたい
きっと今日は記念日 大切な記念日になる
ホントはあたし ピンときたんだ
友達は驚くかもしれないけど
あなたとは こうなる気がしてた
だけど たぶんあなたもそうだよね
あなたに出会って あなたに愛されて
あたしはどんどん素直になる
よかった ホントによかった 心からそう思ってる
あなたに抱かれて あなたに愛されて
あたしは生まれ変わったみたい
きっと今日は記念日 大切な記念日になる
笑顔で歩く あなたと歩く
お日さま体に いっぱい浴びて
並んで歩く 元気に歩く
時計を外して どこまでも
肩を並べて あなたと歩く
歩幅を合わせて 一緒に歩く
何があっても 二人で歩く
前に向かって ずんずん歩く
ずんずくずくずく ずんずん歩く
街へ行っても もちろん歩く
信号変わるの 待ってたように
横断歩道を 並んで歩く
人込みかきわけ ずんずん歩く
ずんずくずくずく ずんずん歩く
街も川も海も山も
春も夏も秋も冬も
朝も昼も夜もいつも
あなたと一緒に ずんずん歩く
丘を乗り越え あなたと歩く
ずんずくずくずく ずんずん歩く
花を見ながら あなたと歩く
鳥を追いかけ 一緒に歩く
山を眺めて 二人で歩く
虹に向かって ずんずん歩く
ずんずくずくずく ずんずん歩く
ずんずくずくずく ずんずん歩く
あなたの大きな瞳に 吸い込まれてしまいそうで
あなたに見つめられる時は あたし少し期待してる
吸い込まれてしまったら あたしたち ひとつになれる?
あなたの囁く声が あたしの体に染み込んでくると
染み込んできた部分は あなたの色に染まりはじめてる
全部染まってしまったら あたしたち ひとつになれる?
折れそうなほど強く あなたはあたしを抱きしめて
このまま壊れてしまえば あたしきっと幸せだと思う
もしも壊れてしまったら あたしたち ひとつになれる?
ひと雨ごとに 秋が深まってきて
いつのまにか 肌寒い季節になる
ストーブを出したり 絨毯をひいたり
部屋の空気が 少しずつ変わってくる
なんか急に思い出した
去年はあたし 一人じゃなかった
あなたがいない あなたがいない
やっと忘れかけてたのに
あたしの傍に あなたがいない
包み込むように あたしを抱きしめて
可愛いねって 耳元で囁かれた
あなたの焼けた肌を 白い胸と比べたり
二人でいる時は いつもいちゃいちゃしてた
いやだ 急に思い出した
去年のあたし 幸せだった
あなたがいない あなたがいない
なかった事にしていたのに
この部屋の中に あなたがいない
なんか急に思い出した
夢見るように 満ち足りた日を
あなたがいない あなたがいない
あなたがいない あなたがいない
やっと忘れかけてたのに
この部屋の中に あなたがいない
あなたはあたしの手を引いて
そうしていきなり手を放す
たまにはあたしを持ち上げて
急に気ままに手を放す
あたしは何だかわからないまま
どうしていいのかわからないまま
いきなり 彷徨うしかなくなってる
ああ あなたを諦められるなら
こんな苦しさから逃れられるのに
いつでも未来を語るから
あたしも一緒に夢見てる
だけど あなたは風船みたいに
急に気ままに飛んでいく
あたしは何処にいればいいのか
待ってていいかもわからないのに
それでも戻ってくるのを信じてる
ああ あなたを殺してしまえたら
魂だけでもあたしのものなのに
あなたが好き・・・ そう思いはじめると
いろんなものが 心の奥から溢れだしてきて
自分では どうしても押さえ切れないくらい
そうして身動きできなくなったあたしは
ただ あなたの元へ流されていくだけなの
困るよね そんな事を言われても
いいの あなたのままでいてくれたら
だけど あたしはあなたが好き・・・
その事だけ わかっていて欲しいの
あなたのもの・・・ あたしはあなたのもの
だって 何でもあなたの言いなりになっちゃうし
あなたを待つ事が 生活のすべてだもの
買い物するのも こうしてお化粧してるのも
みんな あなたの事を思いながらなの
変だよね 自分でも笑っちゃう
わがまま言うあたしと矛盾してる
だけど あたしはあなたのもの・・・
そう思うと 穏やかな気持ちになるの
甘えるように 腕を組んで歩くのが自然で
背の高い人を 見上げるように頼りきっていて
あなたといると こんなに素直なあたしなのかって
生まれて初めて ビックリするよな発見をしたようで
いつもお休みを 当たり前のように一緒に過ごしていて
何をするにも 二人でいるのがセットになっていて
たぶんあたしは あなたの好みに染まっていて
いつもあなたが 喜ぶ事ばかり考えていて
髪を撫でられて 猫になったように甘えまくって
こんな幸せが 自然と生活の中に入り込んでいて
だけど 当たり前だと思うと罰が当たるって
感謝しながら もっと愛さないといけないと誓って
暗くなったら あなたが帰る車を見送って
見えなくなるまで あたしは小さく手を振っていて
いつもと同じ 休みの夜のお別れなのに
なんだか急に イヤになるほど寂しくなっちゃって
ねえ 会えるよね? 来週また会えるよね?
あなたとまた会えるよね? 絶対また会えるよね?
声を聞くだけで 見つめ合うだけで
溶けそうなくらい あたしは感じてる
髪を撫でられて キスをするだけで
心が満たされて あたしは溢れてる
あなたがそこにいてくれるなら
望むものなんて 他に何もない
あたしはあなたを 愛してる・・・愛してる
心から伝えたい あなたを愛してる
ホンの少しでも 期待させるから
細やかな明日を あたしは夢見てる
泣きたくなるくらい あなたは優しくて
縋ってしまうけど あたしは生きていける
あなたがそこにいてくれるなら
つまらない今なんて いくらでも捨てる
あたしはあなたを 愛してる・・・愛してる
もう一度伝えたい あなたを愛してる
ねえ あなたは気付いてる?
どうしていいかわからないくらい
一日中 あなたの事ばかり考えて
そう 愛してる愛してるって
一日中 繰り返しても足りないあたし
ねえ あたしはどうしちゃったんだろう?
あたしはどうして こうなっちゃったんだろう?
ねえ あなたに届いてる?
あたしがこんなに想ってる事
教えてもらった たったひとつの秘密で
百倍あなたを愛しく思う
もっとあたしは あなたの傍にいたくなる
ねえ あなたの邪魔になってない?
あたしはあなたに 何ができるんだろう?
ねえ あなたはわかってる?
あなたに息を吹き込まれて
こんなに胸がいっぱいになってるあたし
あなたに愛を囁かれて
こんなに体中 満たされてるあたし
ねえ このまま手を放さないでいて
宇宙の果てまで あなたについていきたい
漏らした溜め息が あまりに大きくて
遣る瀬無くなってる いつもの眠れない夜
あなたに会いたいよぉ
誤魔化そうと出した 弱々しい声が
惨めったらしくて 涙が止まらなくなる
あなたに抱かれたいよ
あなたに会うまでは 何でもなかったのに
一人でよかったのに 一人の夜でよかったのに
抱かれたいよ 愛されたいよ
満たされたいよ あなたに会いたいよぉ
急な方向転換で 駐車場に入れたのは
まだどこかに行きたいって 拗ねたように言ったから?
だってこのまま送られて あなたは帰るつもりでしょ?
そんなあたしのわがままを 笑って許してくれている
空港が見える公園を 二人で並んで歩いてる
咲いてる花も広場も 飛行機もモニュメントも
二人で見るから意味がある あなたといるから価値がある
たぶん一人で来たのなら あたしは時間を潰せない
小さな飛行機ばかり見飽きた頃に
滑走路いっぱいに 旅客機が降りてきた
売店でジュースを買って 芝生に座ってひと休み
ビールがいいってあなたは いつも飲む事ばかりよね
あんなに大きな車は あたしは動かせませんよ
あなたは寝れば平気って あたしの膝枕の上
飛び立つのを見たいなって 眠たそうな声がしてる
いいよ起こしてあげるから 昨日もお疲れだもんね
エッチしようとする手を ピシャッて払ったあとには
海もいいねって言っても もう全然届いてない
だけど かけがえのないあなたの寝顔を
あたしはのぞき込んで 気持ちが満たされてる
ふいにプロペラが回って 滑走路を動き始める
慌てて起こすとあなたは ぼんやりした目で起きてきて
そおっと肩を寄せてくる あたしは素直に甘えてる
フワッと浮かぶ飛行機を 同じ角度で見つめてる
今日も泊まっていきなって あたしのいつものセリフに
明日は早いからなって あなたもいつものセリフか
週末かなってあなた 絶対だよってあたし
ハッキリ言わないあなたに ずっと寄り添っているあたし
だけど かけがえのないあたしの一日
きっとどんな事にも 代える事はできない
そんな かけがえのないあたしの一日
なくしてしまったなら あたしは生きていけない
あなたの胸に甘えて あなたに髪を撫でられて
あたしは目を瞑ってる あなたの息を感じてる
あなたの匂いがいい あなたの逞しさがいい
あたしを安心させるのは あなたの他にありえない
そして・・・キス あなたのキス 甘いキス 優しいキス
あなたの唇を感じたら あたしは力が抜けていく
時々疑ったり 勝手に心配したり
不安を抑えきれずに あなたにぶつけてみたり
束縛してみたり 意地になってみたり
甘えたり 拗ねてみたり 色々と忙しいあたし
だから・・・キス あなたのキス 熱いキス 激しいキス
あなたの舌を感じたら あたしの心はとけていく
腕を組むだけでも 照れていたあなたは
寒いからねって いつも言い訳してた
誰に見られたって 困りはしないのに
あたしはいつだって くっついていたいのに
春になる頃には慣れてほしいって 指切りしながら腕を組んでた
過ぎた季節に取り残された そんな小さな約束なのに
急にあなたを思い出しては あたしは心が締めつけられてる
季節が変わったら テニスをしようって
あなたが言ったのは まだ雪の降る季節
プレイしてるあなたを 見てる方がイイと
運動が苦手な あたしは逃げていた
一人 テニスコートを横目に歩く道 そんな約束はどこへ消えたの
あなたと歩いたすべての道に 忘れられない思い出がある
いつもあなたを思い出しては あたしは涙を溢れさせてる
新しい季節をあなたと迎えたなら もうそれだけで叶えられるほどの
過ぎた季節に取り残された そんな小さな約束なのに
急にあなたを思い出しては あたしは心が締めつけられてる
こんな季節の肌寒い夜 冬の寒さとなんだか違う
体があなたを懐かしんでる? 一人でいるから思うのかしら
寒い 寒い・・・ あなたがいない部屋は 凍えるくらい寒い
ヒーターなんかじゃ暖まらない どこからか風が吹いてるみたい
不意に出てきた煙草の箱を 緑の箱をもてあそんでる
捨ててしまうか飾りにするか 考えてるうち封を開けてる
苦い 苦い・・・ ふかすだけの煙草は いやになるほど苦い
揺れる煙を見つめていたら 急に涙が溢れだしてくる
どうしていいのか分からないまま 自分の事を抑えられぬまま
叫んでみても泣いてみても もがいてみても笑ってみても
重い 重い・・・ 息をしてるだけでも 部屋の空気が重い
膝を抱えてじっとしてても 伸し掛かる夜の重さが辛い