Come on Over / Shania Twain

カム・オン・オーヴァー / シャナイア・トゥエイン 1997年
 進藤むつみのおすすめCD (vol.2)

今回ご紹介するのは Shania Twain"Come on Over" です。これは「聴くと元気が出てくるアルバム」って言っちゃおうかな♪。

get "come on over" get "come on over (international)"

本当に綺麗な女性です。もの凄くスタイルも良いし・・・なんて、ビジュアル的な話はおいといて、Shania Twain は声が魅力ですね。媚びがなくてイヤらしくない。ちょっとハスキーで、変な言い方だけど「竹を割ったような性格だろう」と思えるような声。

そんな彼女が、夫でもある名プロデューサー Robert John "Mutt" LangeAC/DC, ForeignerDef Leppard のプロデューサー)の元で、爽やかなバラードから弾けるような軽快な曲まで、しかもカントリーとポップスを合わせたようなゴキゲンなサウンドに乗せて歌うんだから、元気が出ないはずはありません。

この人、デビューの時(結婚前)は普通のカントリー歌手だったんですよね。カナダ出身だから、正統派って言い方はおかしいかな?。それが前作 "the Woman in Me" を聴いた時「スゴイ事になってるぅ」って思ったの。そしてもうこのアルバムに至っては、ポップスにしか聞こえない人もいるんじゃないかしら。

"Come on Over" には、世界向けに発売されたインターナショナル版もあります(こっちのほうが有名?)。イントロやアレンジを少し変えたくらいの曲が多いんだけど、全然違ってるのも何曲かあるんです。あたしとしてはオリジナル版を勧める意味で、2曲だけ違いをお話させて下さい。

Bryan White とのデュエット曲 "from This Moment On" (4位) は、インターナショナル版だとほとんど Shania が歌って所々 Bryan が絡むような感じなんだけど、オリジナル版は一言ずつ語り合うようにヴォーカル・パートが入れ替わります。愛し合う二人が向かい合って歌う、そんな姿が目に浮かぶようで素敵!

そしてこのアルバムの中で、あたしの一番のお気に入り "Don't Be Stupid (You Know I Love You)" は、フィドルがフィーチャーされたアップテンポな曲。インターナショナル版でも一番カントリー色が強いんだけど、オリジナル版の方がもうちょっとカントリーにシフトしてる感じ。

あと、曲順は全然違いますよね。あたし的にはやっぱり "Man! I Feel Like a Woman!" で始まって "You've Got a Way" で終わるオリジナル版の方が、自然な流れだと思うんだけどな。コンサートだったら、「これでもか!」ってくらい後半のカントリー・メドレーで盛り上がる、インターナショナル版の曲順も面白いかもしれませんけどね。

女性ソロ・アーチストとしては世界で最も売れたこのアルバム (最高順位は2位) からは、 "You're Still the One" (4位), "That Don't Impress Me Much" (7位) など、なんと収録曲の半分がチャート・イン。少し前の作品になっちゃうけど、間違いなく Shania Twain は時代をリードしている一人だと思うんです。(でも、最新作の "Up!" は、チョット行き過ぎちゃったかな・・・)

Come on Over
1. Man! I Feel Like a Woman! / 2. I'm Holdin' on to Love (to Save My Life) / 3. Love Gets Me Every Time / 4. Don't Be Stupid (You Know I Love You) / 5. from This Moment On / 6. Come on Over / 7. When / 8. Whatever You Do! Don't! / 9. if You Wanna Touch Her, Ask! / 10. You're Still the One / 11. Honey, I'm Home / 12. That Don't Impress Me Much / 13. Black Eyes, Blue Tears / 14. I Won't Leave You Lonely / 15. Rock This Country! / 16. You've Got a Way
produced by Robert John "Mutt" Lange / recorded at Masterfonics Tracking Room, Nashville, TN / (add: Masterfonics, Emerald Sound Studios, Glenn Gould Studio, GBT Studio, Seventeen Grand Recording, Sven Studios & Sound Barrier Studios)
Shania Twain (web site: http://www.shaniatwain.com/
born Eileen Regina Edwards on August 28, 1965 in Windsor, Ontario, Canada.

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posted by 進藤むつみ on Summer, 2004 in 音楽, 1990年代, シンガー・ソングライター

comments (2)

むつみさん、お久しぶりです♪
私もSHNAIAの「You're Still the One」は
大好きな曲です。昔、シャナイアやグロリア・
エステファンやセリーヌ・ディオンが出ていた番組で
この曲を聴いた時「素敵なメロディー」だなって
思いました。もちその時の番組は永久保存版で
ビデオに撮ってあります。その番組の中で上記3人
にキャロル・キングを加えた4人で「You've got
a Friend」をキャロルのピアノ弾き語りで唄うシーンが
あって、それは鳥肌モノでした。
これからも良い音楽を紹介して下さいね。

ちなみにレコードジャケットを個人のHPに掲載するのは
肖像権でひっかかりますので、やめた方が良いかも・・
(^_^;) 今色々とうるさいから・・・(>_<)

リップさん、こちらこそお久しぶりです。お風邪は大丈夫?
写真はやっぱりマズイよね。早速削除しました。
Carole King も素敵ですよね。ご存じと思いますが、この人の "Tapestry" 直後のライヴが、25年後の1996年に発売されました。
前半6曲がピアノ弾き語り、バックが入ってもギター・ベース・弦楽四重奏だけのアコースティックなライヴ。この中で "You've Got a Friend" を James Taylor とデュエットしてるんですよね。このテイクがあたしのお気に入りかな。
やっぱり音楽好きです(笑)。またゆっくりお話したいですね。

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