この頼りなさは、何かに似てる

女装して、お出かけてしてきました。ただ外出するだけなら、珍しい事じゃないんですけどね。今日はちょっと特別だったんです。ウィッグを被らないで、出かけちゃったんですよ。つまり地毛で・・・。あはっ、思い切った事をしちゃったな♪。

先月、美容院のブログの時にお話しましたが、余程の女顔でもない限り、ショートカットの女装はありえないんです。どうしても、『男』が出てきちゃってね。あたしも、リングのピアスが隠れる、サイドの長さがありますけどね。まだ、ちょっと無理だなあ。女装にはロングが基本なのよね・・・と、いつも諦めていました。だけど、いいかげん髪を切らなきゃいけなくって、最後の挑戦と、やってしまったのでした。

「なんていう頼りなさだろう・・・」。これが最初の印象です。なんか仮面を被ってないような感じ。いや、メイクが仮面なのかしら?。鎧を付けてないと、言った方が良いのかな。「ウィッグを被ってるから外出できる」とさえ、感じてしまうくらいね。

その次に思ったのが、「この頼りなさは、何かに似てる」という事でした。確かに、この感覚を知っているんです。それが何なのか、何に似てるのかを、ずっと考えていました。多分この頼りなさってね、初めてスカートを穿いた時の感覚に似てるんですよ。子供の頃からスカートだった、女性には分からない事かもしれませんね。・・・あっ、男性にはもっと分からないか(笑)。

わずかな時間の、夜のドライヴなんですけどね。外を歩いたのなんて、ホントに少しだけだったし。だけど、数時間表にいると、少しは慣れてくるんです。切る前に、もう一回お出かけしちゃおうかしら♪。

posted by 進藤むつみ on Autumn, 2004 in T's

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