美味しい七味唐辛子☆

お昼はおうどんにしたんです。ほうれん草とシメジと蒲鉾と葱を散らしてね。えっ、手抜き?。うん、だけど、一緒に昨日の残りのおからや漬け物を食べてるから、栄養的にはそんなに悪くない。で、最初に七味唐辛子をパラパラとふって、いただきま〜す♪って食べたら、美味しいんですよね☆。いえ、おうどんじゃなくて、七味なんですけどね。

あたしが普段使ってるのは地元というか、県内で有名な唐辛子屋さん八幡屋磯五郎の七味なんだけど、実は前回は某大手メーカーのを買ってみたんです。もちろん、それだって悪くはない。ただ、元に戻した時に、美味しさってわかるんですね。もう、香りも口の中での味の広がり方も、全然違うんだなって実感。で、味わって食べながら、書いてある原材料名を読んでいました。

唐辛子、生姜、紫蘇、山椒、陳皮、胡麻、麻種

そうしたら大手メーカーのも見たくなって、台所からビンをとってきたんですね。

赤唐辛子、黒ごま、ちんぴ、山椒、麻の実、けしの実、青のり

えっ?、違うんだ。あたしのお気に入りは『生姜』と『紫蘇』が入ってて、メーカー品は『けしの実』と『青のり』・・・。そりゃそうか、そういう独自の配合が、きっとウリなんですよね。そうなると、また調べたくなってくるんです。


そこで見つけたのが、蔵王四季折々の写真(川田勘四郎)さんの こだわりの「七味唐辛子」でした。そこに日本三大七味って載っていて、あたしが普段食べてたのが、その一つだったという事を発見!。なんてこった、美味しいわけだ♪。ちょっと3店の名前と配合を見てみたいんですけど、

【東京浅草寺=やげん堀】創業1625年
赤唐辛子(焙煎)、赤唐辛子(乾燥)、粉山椒、黒胡麻、陳皮、芥子の実、麻の実

【京都清水寺=「七味屋本舗」】創業1655年
赤唐辛子(乾燥)、青海苔、粉山椒、黒胡麻、白胡麻、紫蘇、麻の実

【長野善光寺=「八幡屋礒五郎」】創業1720年
赤唐辛子(乾燥)、生姜、粉山椒、黒胡麻、陳皮、青紫蘇、麻の実

ほえ〜っ、全然違いますね。老舗の味があるんだな。このこだわりの「七味唐辛子」には写真入りでいろんな比較があって楽しめるんだけど、歴史的には『江戸→京都→長野』と渡ったみたいで、七味の内容もその土地によって変わっていったようです。

七味の内容は異なりますが、食文化の違いで変化しています。

関東=「濃口醤油に蕎麦」・・・・.蕎麦は濃いタレに一寸付けて.一気にすするのが粋な食べ方とされた。

関西=「薄口醤油にうどん」・・・風味を大事にしますので青海苔・白胡麻・紫蘇が入り風味豊かになる。

長野=「辛口醤油に蕎麦」・・・・.関東よりも濃く、生姜・青紫蘇が入り、.赤唐辛子の量が多いので辛い。


思い出してみれば、あたしは東京にいた時は『やげん掘』の唐辛子を使っていたんです。仕事で浅草に行く事が多くって、その頃仲の良かったお友達が、時々『陳皮多めで買ってきて』って言うんですよ。店頭では好きな配合にしてくれるからってね。それに影響されちゃって、あたしもお気に入りになっちゃったんです。

ただ、引っ越してからは今のお気に入りにチェンジして、なんの違和感もなく使ってた。たぶん、あたしにとっては最初からシックリきたんですね。前回はメーカー品に浮気しちゃったけど、もう変えるつもりはありません。今のあたしのお気に入りは、こっちだなと思いますからね。

だけど、日本三大七味唐辛子のうち、あたしは二つ食べてるんですよね。いえ、まあ、他にもその土地その土地で、地元に根付いた七味ってあるんでしょうけども、調べてみたらもうひとつも郵送でも頼めそうなんですね。次にちょっと試してみようかな♪・・・なんて、言ったそばから浮気者なあたしなんです(笑)。

posted by 進藤むつみ on Spring, 2006 in

comments (2)

我が家は、やげん堀です(´∀`)
むつみさんの地元の七味も試してみたいな〜。
お味噌汁にいれた時の香りがポイントですね!!!
(関係ないですけど、浅草は舟和とか揚げ饅頭とか誘惑が
多くて、私的『食い倒れの街』ナンバー1です★)

>まろさん。おお、やげん掘ファンがいた♪。
ぜひぜひお試しください☆。郵送で後払いの注文もできるみたいだし・・・っていっても、送料かかりますけどね。
あたしは逆に、もう一度やげん堀を試してみたくなっています。もう、香りを忘れちゃってるんですよ。実家は某大手メーカー品だしね(笑)。
船和、揚げ饅頭。・・・人形焼き、雷おこし、天ぷら、すき焼き(笑)。確かに誘惑が多い街なのかも。あたしは浅草よく行ったけど、いつも時間のない仕事ばかりで、頼まれた七味を買うので精一杯でした。チョット残念・・・っていうか、それだから助かった部分もありますけどね♪。

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