東京(近郊)の冬
10年ぶりに東京でひと冬を越した進藤むつみでありまして、久しぶりのその冬の感想を聞かれたら、一言『暖かかった』と答えます。今年は暖冬だったみたいだけど、やっぱり信州の冬の寒さとは違ってた。全然薄着で過ごせるし、ストーブの灯油は減らないし、1月に梅は咲き出すし、オリーブオイルは凍らないし、『このくらいの気温だと楽だよなあ』って思ったくらいだったのでした。
ただ、そんなに暖かいわけじゃない・・・って思った事もある。
1月の半ばに、『今日の東京は、この冬初めて氷点下になりました』ってニュースがあったんですね。確かにその日は寒かった。だけど、東京近郊のあたしの家の周りは、だいたい毎朝氷点下になってるんですよね。うん、寒いトコで暮らしてたあたしは、寒さに対しては敏感なんです。これって、もしかして東京と東京近郊の違いかな?・・・って思ったあたしは、気象庁の電子閲覧室で調べてみたんです。
まずは東京測候所のデータを見てみると、この冬、氷点下になったのはわずかに2日。最低気温が一番低かった日でマイナス0.4℃でした。これが、いわゆる東京の気温。比べて、うちの最寄りのアメダスは、氷点下になった日数は37日で、一番寒かったのはマイナス6.0℃・・・。何ですって?、全然違うじゃないですか!。
慌てて東京近辺の他のアメダスを見ると、練馬(最低-2.3℃、冬日23日)、府中(最低-5,2℃、冬日40日)、八王子(最低-5.5℃、冬日54日)だったりして、東京っていっても色々だなあ・・・って思った。東京近郊でホントに暖かいのって、海に近いトコだけなんだろうと思います。だから、東京近郊の住民としては、安易に『この冬初めて氷点下』なんて言葉に騙されたらいけないのです(笑)。
それでも、昨年まであたしが住んでたトコだと、最低がマイナス12.7℃で冬日が93日あるようで、それに比べたらやっぱり暖かいには違いないんですけどね♪。
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