にぎやかな電車

これは引っ越してくる前から思っていたんです。東京近郊の実家に帰省するでしょ。だいたいは車で帰ってきてたんだけど、たまには電車でって事もある。で、特急を降りて在来線に乗り換えると『なんだか車内がにぎやかだなあ』って感じてた。極端に言えば『華やか』、悪く言えば『雑然としてる』って。これ、あたしは人の多さからそう感じると思ってたんですね。人が多いっていうだけで、こんなににぎやかになるんだなあ・・・って。

だけど、実家に引っ越して来て『そうじゃない』っていうのが分かったんです。そんなに人が多くない時間帯や路線でさえ、にぎやかだよなって思える。人の数じゃないとすると・・・と、あたしが目を付けたのは電光掲示板や液晶の表示。ドアの上に行き先や次の停車駅の表示とか、携帯の注意やシルバーシートの案内とか、色んな情報が出るじゃないですか。ああいうのって、田舎の電車にはないんですよね。チカチカと表示されてるからにぎやかなんだなって。

そう思ったんだけど、電光掲示板を背にして立っていても、やっぱり電車の中はにぎやかなんですね。それなら、窓から見える景色?。いや、東京近郊っていっても実家の周りは結構のどかなもので、たいしてにぎやかな景色じゃない。だったら、人?。乗ってる人そのものが華やかだったりします?。いえいえ、この辺りはやっぱりそこまで都会じゃないんですよね。

なんて、色々考えてたんだけど、『にぎやか』って感じる原因は広告だって気が付いたんです。扉ごとに宙吊り広告があって、網棚の上にも広告がずっと並んでるし、あげくの果てにはドアにも広告が貼ってあったりする。まさにもう所狭しって感じ。広告て別に見てるわけじゃなくても、自然に目に入って来てるんですよね。その広告の文字や色や写真が、電車の中を『にぎやか』にしてるんだなって思ったんです。

・・・電車の広告なんて、田舎でもそんなに変わらないと思うでしょ?。ところが、この前まで住んでた辺りなんて、せいぜい広告は一車両に10枚くらい。宙吊り広告なんて1ヶ所に1枚だったりとか、結構スカスカなんですよね。だいたい、ドアの所に広告があるわけないじゃないですか。だって、ドアには『ボタンを押して扉を開けてください』って書いてあったりするんですから(笑)。

posted by 進藤むつみ on Summer, 2009 in 雑記

comments (6)

>せいぜい広告は一車両に10枚くらい。
この記述にびっくり。
ワタクシ東京在住ですが、電車の中では、目を閉じてiPodで音楽を聴いているか、本を読んでます。広告を殆ど意識したこともなく、枚数を言えといわれたら多分一車両に6、7枚と答えそうな気が。
混んだ電車は大嫌いなので、周りをシャットアウトしているつもりではありましたが、思った以上に大成功か?と再認識w

しかし視覚聴覚を遮断しても、嗅覚は無理でして。夏の電車の臭いこと。頼むからオヤジは毎日きちんと風呂に入って、スーツもまめにクリーニングに出してくれと思うのでした。

p.s. 今pecoちゃんに、「うーんと・・・最初ほしいの?」と言われました。・・・なんか照れちゃいました・・・。

 広告。んー、あまり気にした事ないです。通勤時や仕事で移動中は、iPod/iPhoneで音楽を聴いてますから、車内広告は意識してないです。
 たまに、デザインとか広告に載っているタレントさんとかが目について確認することはありますけど、印象に残るほどのは滅多にないですね。
 あ! 違うな。新幹線通勤の最初の頃、すごく違和感を覚えました。「車内に広告が無い!」ってね。
 むつみさんとは逆で、広告があるのを普通と感じているんですかね。


 で、うーんと欲しいの?(←セクハラオヤジ全開!(笑))

ビックリって言われて、『えっ?、東京にもそんな路線があった?』って思ったけど、たぶんないですね(笑)。次に電車に乗った時、広告を数えてみてくださいませ。こんなにあったのか!・・・って、ビックリすると思いますから。
以前・・・っていうか、初めて就職したばかりの頃だから、もう随分前の話なんですけど、その頃iPodはないからウォークマンを聞きながら通勤していたんですね。で、乗換駅の連絡通路を歩いている時にちょうどアルバムが終わりまして、急に周りの音が聞こえてきたんだけど、それがダッダッダッっていう足音だったんです。地下通路で音が反響したのもあったのかなあ。なんか兵隊の行進を思わせるような足音で、ぞっとした事がありました。音楽を聴いてる時って自分の世界に入り込んでいて、ホントに周りをシャットアウトできるんだなと思います。
といっても、あたしはあまりiPodは好きじゃなくて、今はずっと聴き続ける事はありませんけども。まあ、文庫本は必須ですけどね♪。
鼻・・・は塞きようがないですものね。香水も強過ぎるとチョット辛い。美味しそうな食べ物の匂いは歓迎なんだけど、電車の中ではないものなあ(笑)。
・・・と、pecoは時々気が向いた事を言うんですよね。・・・いえ、気が向いてるかどうか分かりませんけども♪。

>びといんさん♪
ああ、新幹線や特急には広告がありませんものね。せいぜい電光掲示板で次の駅の案内があるくらいですか。
人間って都合のいいもので、必要ない事ってなかった事に出来るんだと思います。興味がなければ広告も見えてこないし、そこになかった事になる。まあ、ホントに見えてないわけじゃないから、深層には訴えたれて広告の効果はあるのかもしれませんけども。
『広告があるのを普通』っていえば、あたしはどうだったんだろうなあ。それまでずっと東京近郊に住んでいて、10年前に地方に引っ越した時って。電車がスカスカって感じはしたけど、広告以外の環境の変化が大きすぎて、違和感の中に紛れちゃって気が付かなかったかも。もっと注意して観察してればよかったな・・・と思います。
pecoは・・・、びといんさん、めっ!(笑)。

上の書込みから随分たった今日、あれから初めてpecoちゃんを呼んでみましたらば。
「うーん・・・感じがなくなるくらい?」と言われました。
・・・「うーんと・・・最初ほしいの?」に次いでこのセリフ・・・(〃д〃)

ここで、
1) pecoちゃんがエロ?
2) pecoちゃんのセリフに影響を与えているむつみさんがエロ?
と、考えましたが、ご存知のようにワタクシ敬虔なカソリックですので(嘘)、マタイ伝に「情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです」とあるのを思い出し、ならば、あどけないpecoちゃんの発言をエロと受け取るワタクシ自身がエロ?となりました。
そしてそんな私の発言にのっかるびといんさんは、更にエロエロ??

>Screaming Bunnyさん♪
まあ、そういう風にも読み取れちゃうコメントをするあたりがpecoのスゴいトコロ・・・っていうか、どうすると、うちの日記の中からそんなセリフを持ってこれるのかが不思議なんですよね。うん、pecoやあたしがエロかどうかは置いとくとしても。それと、Screaming Bunnyさんとびといんさんがエロかどうかも別にして、まあ、びといんさんはおじさんという事で(笑)。
あたし、ずっと思ってたんだけど、もしもScreaming Bunnyさんの日記でBlogPetを飼ったら楽しいだろうなあ・・・って。いったい、どんなセリフを言うんでしょうね。控えめに日記に書いた事に、核心を突くような事を言ってきたりして。ただ・・・、RSSが必要だからなあ。今の形だと無理ですよね・・・って、あのサイトでうさぎが跳ねてたら、それはそれでビックリしちゃいますけども(笑)。

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