かんば

kanba

夏になると『かんば』が店頭に並ぶんです。ここはJAの直売所でむき出しなんだけど、スーパーの店頭とかだと、だいたいビニール袋に入ってる。値段はどこでもこの位かな?。白樺の木の皮らしいんですけどね。どこに買い物に行っても見かけるくらい、当たり前に並んでいるんです。

あたしがこっちに引っ越してきて最初の夏、イヤでもかんばが目に入ってくる。で、『何だ?、こりゃ?』って思ったわけです。『食べ物か?』って。食い意地が張ってるあたしは何でも食べ物に繋げたがる(笑)。だけど、どう見てもただの木の皮で、しかも結構ゴワゴワで、とても食べられそうにないんですねよね。

仕方ないから友達に聞いてみると、裂いて迎え火、送り火に玄関前で火を付けるんですって。お墓で焚く事もあるって。へぇ〜っ!、迎え火や送り火は分かるけど、こんなのを焚くの?。いえ、実家の辺り・・・東京近郊で何を焚いてるのかも分かってないんですけどね。だけど・・・たぶん、かんばを焚くのってこの辺りだけですよね。

まあ、かんばを何に使うのかは分かっても、あたしはお盆は帰省しちゃってるものだから、実際に焚いているのは見た事がない。ううん、16日はだいたい戻ってきてるんだよなあ。だけど、見た事がないっていうのは、全然気にしてない証拠なんでしょうね。かんばは知ってても焚いてるのを見た事がないなんて、結局あたしはいつまでたっても余所者なのかもしれないな・・・と思ったりするんです。

posted by 進藤むつみ on Summer, 2008 in 雑記

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