ずっと空を見上げながら

飛行機が飛び立つのを見たくなることがあります。何でだろ?。どこか遠くに行きたいって気持ちがあるのかしら?。知らない街に連れて行ってくれる・・・、そう思うのかもしれませんね。列車を見ていてもそんな気持ちにはならないのは、まだ日常に近いからなのかな。車はもちろんね。船は・・・、あっ、船が一番いいのかもしれないけど、この辺りに住んでいて水平線に消える船は見れませんから。

今日も飛行機が見たいって、空港まで車を走らせたんです。たいした距離じゃありませんけどね。ターミナルビルの隣には、『展望台』と呼ばれてる小高い丘があるんですよ。滑走路の真ん中くらいにあって、南北どちらに向かって飛ぶ時でも、プロペラ機は目の前で浮き上がるんですよね。だから、いつも子供達が遊んでいる場所なんだけど、あたしもそこで飛行機が動きだすのを待っていました。

お客さんを乗せ終わった、旅客機のプロペラが回り始めます。ターミナルビルの前から滑走路に出て、そのまま滑走路の一番向こう側までゆっくりゆっくり動いていく。そこで180°ターン!。こちらを向いたら今度はスピードを上げて走ってきて、ちょうどあたしの目の前でフワッっと浮き上がります。そうして、そのままあっという間に飛び去っていくんですよね。

薄曇りの空に向かって飛んでいって、どんどんどんどん小さくなって、別に雲に隠れちゃうわけじゃないのに急に見えなくなるんです。あたしは空を見上げながら、飛行機の飛んでいった方向をずっと見つめながら、あの飛行機に乗ったらどの街に行けるのかな?・・・なんて考えたりするんです。

posted by 進藤むつみ on Autumn, 2005 in 雑記

comments (2)

  おお!  あの詩の舞台になった空港のモデルですな☆  いいねぇ~。  そんな気の利いたところに連れてってくれる恋人がいればこそぉ~(しくしく)  わしなんざ来月の社員旅行(半日日帰り・汗)で中部国際空港(愛称セントレア)に見学に行くぞい(滝汗)  ちなみに明日万博は閉幕ですが、とうとう行かずじまいでしたね。  いいもんねぇ~。  大阪万博に行ったもんねぇ~(うひゃぁ~)

  そうですかぁ~。  飛行機はロマンですねぇ。  わしはね。  新幹線が好きなんですよね。  なにせ名古屋人ですから。  ひょいと飛び乗れば日本全国津々浦々うら☆  ちょっと時間のかかる『どこでもドア』みたいなんですよね。  ああ、暫く乗ってないなぁ~。

  飛行機ブンブン☆新幹線ビュワーン!!

>usagi3さん♪
えへっ☆。そうです、あの詩の舞台です。いいですよね、連れていってくれる恋人がいるのなら(涙)。半日日帰りでセントレアですか?。あそこは面白そうですね。あたしなんて空港往復は車で10分くらいだから、半日さえもつぶせません。万博はあんまり興味なかったな。だけど、近ければいったかも。うひゃ、大阪万博ですか?。あたしも行ってるもんね(笑)。あんまり覚えてませんけどね。
そうか、新幹線は日常とは違いますよね。知らない街に繋がってる、どこでもドアかもしれません。そういえば子供の頃あたしは喜んで見てたって、母が言ってました。稀に通勤してる人もいるけれど、そんな思いの人が多いかもしれませんね。
実はこの記事を書いてから例の詩を読んだら、この記事の方が言ってることが狭いんですよ。前に詩をアップしてるから、この記事はいらないか・・・なんて考えてたら、書き終わってからアップするまでスゴク時間がかかってしまいました(笑)。
こんなトコになんですが、その詩のページにリンクしておきましょうか。
http://mutsumishindo.blog.ocn.ne.jp/weblog/2005/06/post_f2f1.html
ぶんぶん♪

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